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【ＴＯＨシリーズ　震える山グリム　クンヒス　】


ヒスイ「ったく、何でこんなトコ来なきゃなんねぇんだよ…。」
クンツァイト「仕方ない。ここにいる画家が悩みを抱えているとの情報が入ったのだ。」
ヒスイ「お人好しにも程があるぜ！」
クンツァイト「警告。足場が悪い。少しの振動で崩れる恐れがある。」
ヒスイ「前に身を持って体験済みだっつーの。」
クンツァイト「・・・この山は高度もある。」
ヒスイ「まあな。コハクの高所恐怖症もあるし、あんま来たくなかったぜ。」
クンツァイト「・・・加えて魔物も飛行型が多く、」
ヒスイ「あんだよ、さっきから。何が言いてぇんだよ。」
クンツァイト「ヒスイの戦闘時を危惧している。」
ヒスイ「はぁ？俺の？？」
クンツァイト「肯定。風力も強く足場も悪い。攻撃と同時に空へ飛び上がれば、着地の際危険だ。」
ヒスイ「そんときゃそん時だろ。」
クンツァイト「・・・オマエは楽天的すぎる。少しは己の身の危険を―・・・」
ヒスイ「いーじゃねぇか。その分てめぇが考えてんだろ？」
クンツァイト「肯定。だがそれとこれとは話が違う。」
ヒスイ「一緒だっつの。俺だっててめぇが下で戦って土砂や崖崩れに巻き込まれ、・・・・足を引っ張らねぇか心配してやってんだからな。おあいこだ。」
クンツァイト「・・・・・。そうか。」
ヒスイ「・・・・・。おう。」

シング「二人とも、余所見しながら歩いてたら危ないよー？？」


お互い顔を背けちゃう（＾＝＾）＜つーか恥ずかしいなこいつら！