このブログはノンフィクションです。
ですが、管理人の妄想はフィクションです。残念!
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キャス視点
その姿を認めて、おれは思わず足を止めた。
珍しい。船長が船尾に居るなんて。
「船長。一人ですか?」
荒れ気味の波の音にかき消されないよう、少し大きめに声をかけた。
いつも船内をふらふらしてるから一人で居る事だって珍しくない。
けれど何かにつけて船長へ群がるクルー達だから、一人が珍しくも、ある。
ゆっくり振り返った船長は、小さく口を開いた。
「お前らが、居るだろ。」
波の音に浚われた声が、おれには確かに届いたんだ。
届いたんだよ、本当だよ、ペンさん。
嗚呼、船長の嘘吐き!!!
*********
「最期の唄」の最後の航海中。
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