このブログはノンフィクションです。
ですが、管理人の妄想はフィクションです。残念!
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やっぱり
ワンピは好きだなあ。ゆるゆると微熱が続いてる感じです。
いや、この前アオトさん@ゼログラとニコちゃんと話しててね、しみじみ思った訳です。
まあアオちゃんもウチもちょっとバタバタしてて更新はできねど、ゆるゆるっと萌えてたりはしますよーっていう近況報告です。相変わらずペンギンもあんな感じです、うち。
ちょっと小話ってみようかなー
ていうか広告ウザイなー・・・変えれないのかな、これ。
いや、この前アオトさん@ゼログラとニコちゃんと話しててね、しみじみ思った訳です。
まあアオちゃんもウチもちょっとバタバタしてて更新はできねど、ゆるゆるっと萌えてたりはしますよーっていう近況報告です。相変わらずペンギンもあんな感じです、うち。
ちょっと小話ってみようかなー
ていうか広告ウザイなー・・・変えれないのかな、これ。
「船長、夕方からは秋島の海域に入るだろう。一応毛布は使えるように干してあるが、要るか?」
「んー、そんとき考える。お前今日部屋来るんだろ?」
「勿論だ。それと島で仕入れた良い苺があるんだが、食べられるか?」
「少しなら。・・・あ、ジュースが良い。」
「分かった、後で作って持って行こう。」
「ペンさんって本当変わったなあ・・・。」
昼下がり、甲板でローと話をしつつ柔らかく微笑むペンギンを見かけたキャスケットは、つい思った事が口をついて出た。独り言に近いそれは、少し距離があったにも関わらず耳聡いローによって拾われる。
「変わった?」
「えー、あー、まあ。」
あまり拾われたくなかった、と思っても口にしたのは自身である。適当にはぐらかそうとするも、今度は当人によって話を拾われ、キャスケットは居心地悪く視線を彷徨わせる。
「おれがか。」
「はあ、まあ。」
相変わらず温度の無い、新人クルーならば責められていると勘違いを起こしそうなペンギンのテノールに、キャスケットはそれでも適当に煙に巻こうとする。やはり口に出したのは失態だったと胸中舌打ちをした。
ローの純粋な好奇心、及び暇潰しを見つけたと言わんばかりの視線からは逃れられないだろう。
「そんなしみじみ言う程変わったか?」
「いえ、あー・・その、今日昼飯食ってて、ちょっと昔の事思い出して。」
こうなったら吐かざるを得ないだろう、諦めたようにキャスケットはそう思い至った要因を口にした。
昔、昼飯、という単語で結びつく過去は少なくない筈だが、キャスケットがここまで言い渋る内容というのは多くない。その中でも強烈に印象付いており、キャスケット乗船初期の出来事と言うと一つしかなかった。
「ああ、アレか。」
「・・・・。」
二人とも思い至った出来事は同じであろう、しかし浮かべる表情は全く違う。
ローは何でもない事のように普段通り淡々と、且つ意地の悪い笑みを浮かべているが、対するペンギンは苦渋を舐めたような表情を帽子のつばで隠そうと俯いた。
「あ、いや、そんだけなんで、特に深い意味無いんで、ちょっと思い出しただけなんで、」
慌てて己のフォローに回るキャスケット。
これ以上掘り下げると碌な事がないと第六感が告げていたが、ローはキャスケットの事などお構いなしだ。
「昔おれに無理矢理飯突っ込んで吐かせた事か。」
わざわざ口にしなくても、とキャスケットは内心ほろりと涙を零した。
というよりアレは船長が自分で無理に食べたんじゃ、と内心突っ込みを入れる事も忘れない。
「そんでおれにお説教喰らった時のハナシ??」
「これ以上ペンさんの傷抉るなって!!」
神出鬼没、急に背後から話題に乗ってきたオスロに、キャスケットは肘鉄をぶちかまそうと右腕を振り上げる。が、それよりも早く地を這う声がキャスケットの背筋を凍りつかせた。
「ほう。おれの古傷だと知っていて抉り出した奴の台詞か、それは?」
さようならおれの長閑な昼下がり。
こんにちわ一週間の雑用係。
キャスケットは凍りついた舌で謝罪を繰り返すが、ローが思い出し笑いをしているのでそう酷い事にはならなさそうだとほんの少しだけ安堵した。
「いやー、本当参ったよねぇあの時。『まともに物を食べない男が船長だなんて聞いて呆れる!!』だっけ?」
「お前は話を混ぜっ返すな!!」
キャスケットの肘鉄は寸でのところでオスロにかわされるのであった。
彼にもこういう時期があったという事で(・ω・)
「んー、そんとき考える。お前今日部屋来るんだろ?」
「勿論だ。それと島で仕入れた良い苺があるんだが、食べられるか?」
「少しなら。・・・あ、ジュースが良い。」
「分かった、後で作って持って行こう。」
「ペンさんって本当変わったなあ・・・。」
昼下がり、甲板でローと話をしつつ柔らかく微笑むペンギンを見かけたキャスケットは、つい思った事が口をついて出た。独り言に近いそれは、少し距離があったにも関わらず耳聡いローによって拾われる。
「変わった?」
「えー、あー、まあ。」
あまり拾われたくなかった、と思っても口にしたのは自身である。適当にはぐらかそうとするも、今度は当人によって話を拾われ、キャスケットは居心地悪く視線を彷徨わせる。
「おれがか。」
「はあ、まあ。」
相変わらず温度の無い、新人クルーならば責められていると勘違いを起こしそうなペンギンのテノールに、キャスケットはそれでも適当に煙に巻こうとする。やはり口に出したのは失態だったと胸中舌打ちをした。
ローの純粋な好奇心、及び暇潰しを見つけたと言わんばかりの視線からは逃れられないだろう。
「そんなしみじみ言う程変わったか?」
「いえ、あー・・その、今日昼飯食ってて、ちょっと昔の事思い出して。」
こうなったら吐かざるを得ないだろう、諦めたようにキャスケットはそう思い至った要因を口にした。
昔、昼飯、という単語で結びつく過去は少なくない筈だが、キャスケットがここまで言い渋る内容というのは多くない。その中でも強烈に印象付いており、キャスケット乗船初期の出来事と言うと一つしかなかった。
「ああ、アレか。」
「・・・・。」
二人とも思い至った出来事は同じであろう、しかし浮かべる表情は全く違う。
ローは何でもない事のように普段通り淡々と、且つ意地の悪い笑みを浮かべているが、対するペンギンは苦渋を舐めたような表情を帽子のつばで隠そうと俯いた。
「あ、いや、そんだけなんで、特に深い意味無いんで、ちょっと思い出しただけなんで、」
慌てて己のフォローに回るキャスケット。
これ以上掘り下げると碌な事がないと第六感が告げていたが、ローはキャスケットの事などお構いなしだ。
「昔おれに無理矢理飯突っ込んで吐かせた事か。」
わざわざ口にしなくても、とキャスケットは内心ほろりと涙を零した。
というよりアレは船長が自分で無理に食べたんじゃ、と内心突っ込みを入れる事も忘れない。
「そんでおれにお説教喰らった時のハナシ??」
「これ以上ペンさんの傷抉るなって!!」
神出鬼没、急に背後から話題に乗ってきたオスロに、キャスケットは肘鉄をぶちかまそうと右腕を振り上げる。が、それよりも早く地を這う声がキャスケットの背筋を凍りつかせた。
「ほう。おれの古傷だと知っていて抉り出した奴の台詞か、それは?」
さようならおれの長閑な昼下がり。
こんにちわ一週間の雑用係。
キャスケットは凍りついた舌で謝罪を繰り返すが、ローが思い出し笑いをしているのでそう酷い事にはならなさそうだとほんの少しだけ安堵した。
「いやー、本当参ったよねぇあの時。『まともに物を食べない男が船長だなんて聞いて呆れる!!』だっけ?」
「お前は話を混ぜっ返すな!!」
キャスケットの肘鉄は寸でのところでオスロにかわされるのであった。
彼にもこういう時期があったという事で(・ω・)
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